その1その2その3 の最終回。

前回までのあらすじ。

  1. IE11+Windows8.1の環境下でロードバランサ使ってると、つながってるサーバが唐突に変わる事象が起きる
  2. 調べてみるとCookieを使用したロードバランシングをしていると、ロードバランサが採番したセッションCookieのキーが唐突に変わることがある
  3. Win8.1以降のOSの場合、ピン留め機能のために定期的にサイトのルートへ「Get browserconfig.xml」というHTTPリクエストを発行している模様
  4. このリクエストにロードバランサのCookieがついてない
  5. ロードバランサが初回のアクセスと勘違いしてバランシングして別サーバに飛ばされるっていう原因
  6. ブラウザの保護モードを有りにするとこのリクエストにCookieをつけるようになる ←イマココ

で、保護モードを有効にするためにはUACが有効になってる必要があるようなのでUACを有効にする。

そしたら今度はIE11のエンタープライズモードが有効にならない事がわかった。あーあと、こんな古臭いことやってる人はいないと思いますが、IEのDLLホスティング使ってると、おおむね動くんだけど、保護モードで動かすと、特定のライブラリ読み込むときに、クライアント側で動的コンパイルしてるらしく、そのDLLの出力先の整合性が取れてない感じがして、変な例外が裏で発生する。IEのバグなのかしら?

とゆーことで保護モードを有効にして回避することはできませんでした。あ、自分が使うときはIE11のエンタープライズモードで動かさないとダメなもんで。

もーどうしよーもなし。IPでのバランシングに変えるしかない。NATとか使ってたら詰むね。。。

サイトのHTML直せるなら、METAタグで一個追加すればいけそうな気がする。MSDN的に。

<meta name="msapplication-config" content="none"/>

↑を入れれば、問題のリクエストをやめてくれるだろうか。